旧約聖書

神の約束

この箇所は「信仰の父アブラハム」と言われているアブラハムの生涯の中でも、最も大切な場面です。父テラ、妻サライそして甥のロトと共にカルデアのウルを出て(創世記11:31)、「行く先を知らずに出発した」(ヘブライ人への手紙11:8)アブラム(99歳の時にアブラハムと命名:17:5)に対して、神が契約を結ぼうと語りかけたことがここに記されています。

主に望みをおく人

私たち人間にとって望みを持つことは、生きていくための大きな力になります。旧約聖書の時代、バビロンに捕囚となったイスラエルの民は、紀元前587年から半世紀にわたって、苦難の生活を強いられていました。そこでは人々はもはや自分たちは神から見捨てられたと絶望し、希望がありませんでした。しかし神はイザヤにイスラエルの民を解放させようとしていることを伝えました。 そして神の言葉のゆるがない約束を語るのです。(6~8節)どんなに美しい花であっても、間もなく朽ち果てる。人間もそれと同様である。希望を抱いたとしてもその根拠はない上に、一時的なものに過ぎない。本当の希望というのは、我々を裏切らないものでなければならない。神の言葉こそが永続する希望であると。イザヤは、バビロン捕囚からの解放を確信します。