2024年07月

復活の福音

コリントの信徒への手紙 一 15章1~19節 牧師 常廣澄子  私たち主を信じる者は毎日聖書を読みます。聖書が私たちの人生を導く指針であるからです。
テモテへの手紙二3章16節には、「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」と書いてあります。聖書が神の言葉であるということを語っているのですが、もう少し具体的に考えてみたいと思います。

神の住まい

使徒言行録 7章44~53節 牧師 常廣澄子         この7章には、ステファノが語った長い説教が書かれています。これまで43節まで読んできました。本日もその続きから学んでいきたいと思います。このステファノは、十二使徒たちを助ける働きをするために、教会が選んだ「霊と知恵に満ちた評判の良い七人」の中の一人です。一般には初代教会の最初の執事として考えられています。6章8節にありますように、彼は恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを人々の間で行っていました。彼は弁舌にもたけていたようで「(6章9節)ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる『解放された奴隷の会堂』に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。(10節) しかし、彼が知恵と“霊”とによって語るので、歯が立たなかった。」とあります。 そこで、彼らは次の11節にあるように、人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた」と言わせて、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引きだしたわけです。その時、大祭司はじめ最高法院に連なる律法学者たちを前にして語ったのがこの7章です。

十字架に向かって

ルカによる福音書 13章31~35節 牧師 永田邦夫     本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒にお聞きして参りましょう。 本日箇所の始めの31節には「ちょうどそのとき」とありまして、例によってこの箇所も、前の段落から続いていることが示されています。 よって、前の段落の内容を初めに確認してから本日箇所に入りましょう。

神の激しい怒り

ヨハネの黙示録 16章1~21節 牧師 常廣澄子        ご一緒にヨハネの黙示録を読み進めていますが、黙示録に書かれている御言葉を語っていくのは大変難しいことです。この御言葉が私たちに伝えようとしていることはいったいどういうことなのか、実際のところ、それはなかなか理解しがたくてわからないことがたくさんあるからです。しかしながら、ヨハネが見た幻は、信仰を持って生きる者への励ましであり、イエスが勝利者として今天におられ、私たちを導いておられることを心から感謝したいと思います。