コリントの信徒への手紙 一16章1~12節 牧師 常廣 澄子 コリントの信徒への手紙一の最後の章になりました。パウロの長い手紙もいよいよ終わりです。パウロはここまでずっと、コリントの教会からの質問に答えながら、ある時は警告を発し、ある時は勧めをなし、いろいろと教えを説いてきました。このあたりでだいたい語るべきことを語ってきたようで、そろそろ締め括りに入ろうとして、幾つか事務的な事に触れています。15章でのパウロは、息もつかせぬような見事な復活賛歌を語って読む者を感動させましたが、この16章では、交響曲の終楽章のように静かに語っています。
