使徒言行録13章13~43節 牧師 常廣 澄子 前回はバルナバの故郷キプロス島での伝道の様子を見てきました。キプロス島では、ローマ帝国から遣わされていた総督が主の福音を信じてクリスチャンになったのです。大きな成果です。彼らはその素晴らしい成果をもって、送り出されたアンティオキア教会に戻って行ったかと思いきや、彼らはそこから小アジアの方に向かって伝道活動を進めていきました。
新約聖書

44 使徒言行録
パウロの説教

49 エフェソの信徒への手紙
キリストによる平和
エフェソの信徒への手紙 2章11~22節 牧師 永田 邦夫 本日、わたしたち志村バプテスト教会は、主日礼拝を平和礼拝として奉げています。振り返りますと、今年に入って当初の頃はマスコミから「戦後80年」という言葉をよく聞きました。あの第二次世界大戦が終わってからもう80年経った、よって今は、平和な時代になっていますよ、との意味を込めての言葉だったかもしれません。

44 使徒言行録
はじめての宣教旅行
使徒言行録13章1~12節 牧師 常廣 澄子 お読みしているこの使徒言行録は、内容的にここで大きく二つに分かれています。今まで読んできた1章から12章までと、本日からお読みする13章使徒言行録 13章1~12節 牧師 常廣 澄子 お読みしているこの使徒言行録は、内容的にここで大きく二つに分かれています。今まで読んできた1章から12章までと、本日からお読みする13章から最後までです。前半では宣教活動の中心はエルサレムでしたが、ここから宣教活動の基点はアンティオキアに移っていきます。また、宣教の主役がペトロからパウロに替わっていきます。そして、宣教の対象もユダヤ人から異邦人(ユダヤ人以外の民)に移っていくのです。このようにしてすべての人に対する神の救いの計画が着々と進められ、主の福音の本質が明らかになっていくのです。主なる神を信じるキリスト教はユダヤ人という一つの民族だけのものではありません。この救いの神はすべての民族、すべての国民の神であることを伝えていくことが、この使徒言行録の目的でもあるのです。

42 ルカによる福音書
飽くことなき祈り
ルカによる福音書18章1~14節 牧師 永田 邦夫 本日も皆さんと共に、ルカによる福音書からのメッセージをお聞き出来ますことを、主なる神に感謝いたします。 新共同訳聖書の本日箇所には、「やもめと裁判官」のたとえ、との小見出しがついています通り、主イエスがたとえを用いて弟子たちを教え諭している箇所です。 “たとえを用いて弟子たちに教え、また伝える”、これは主イエスが普段、日常的に用いられている教えであり、大切な方法でもあります。

44 使徒言行録
祈りの答え
使徒言行録12章1~19節 牧師 常廣 澄子 本日は19節までしかお読みしませんでしたが、実は12章1節から24節は、バルナバとサウロの旅行記事に挟まれた挿入文だと考えられます。それはまず11章29-30節で、アンテオケ教会からの援助の品をバルナバとサウロがエルサレムの長老たちに送り届けたことが書いてあり、12章25節で「バルナバとサウロはエルサレムのための任務を果たし、マルコと呼ばれるヨハネを連れて帰って行った。」と結んでいることからわかります。そして何よりもここには「12:24神の言葉はますます栄え、広がって行った。」とあり、アンテオケ教会の発展に負けず劣らず、エルサレム教会においても、神の言葉が立派に前進していったことが書かれているのです。ではその力はどこから来ているのでしょうか。その一つの出来事として、ペトロの投獄とそこからの脱出事件が書かれているのではないかと思います。

46 コリントの信徒への手紙一
助け合う教会
コリントの信徒への手紙 一16章1~12節 牧師 常廣 澄子 コリントの信徒への手紙一の最後の章になりました。パウロの長い手紙もいよいよ終わりです。パウロはここまでずっと、コリントの教会からの質問に答えながら、ある時は警告を発し、ある時は勧めをなし、いろいろと教えを説いてきました。このあたりでだいたい語るべきことを語ってきたようで、そろそろ締め括りに入ろうとして、幾つか事務的な事に触れています。15章でのパウロは、息もつかせぬような見事な復活賛歌を語って読む者を感動させましたが、この16章では、交響曲の終楽章のように静かに語っています。

44 使徒言行録
聖霊の降臨
使徒言行録2章1~13節 牧師 永田 邦夫 本日は、ペンテコステ(聖霊降臨)礼拝です。はじめに、ペンテコステ、すなわち五旬祭の起源について説明しておきます。 ユダヤには大きな祭りが三つありました。それは過越祭、五旬祭そして仮庵祭です。この中で、本日の説教に関連します五旬祭は、過越祭(出エジプトを記念して定められた祭)から数えて50日目に当たることから命名されました。

66 ヨハネの黙示録
イエスよ、来てください
ヨハネの黙示録22章8~21節 牧師 常廣 澄子 2022年から月に一度のペースで読んできたこのヨハネの黙示録は、本日で結びの部分となります。ここは黙示録の最後であり、新約聖書の最後にあたります。迫害を受けていた初代教会の人たちはこの書物を通して何を聞き取っていたのでしょうか。彼らは最も神の御言葉が届けられにくい時代、御言葉を聞き取りにくい困難な時代を生きていた方々です。そういう時代にあって、ヨハネが見た幻をもとに書かれたこの黙示録から、神の教えを学び、御心を聞いていたのです。

44 使徒言行録
クリスチャンの始まり
使徒言行録11章19~30節 牧師 常廣 澄子 私たちは今、使徒言行録を読みながら、イエスの死後、その教えがどのようにして世界に広がっていったのかを学んでいます。イエスは当時ユダヤを支配していたローマ帝国に反逆した人物として十字架で処刑されました。ですから、イエスを信じていた弟子たちは、次は自分たちの身にも危険が及ぶと察して、逃げたり隠れたりしていました。しかし、天に挙げられたイエスに代わって、聖霊が降り、信じる者に豊かに与えられましたから(その感謝の礼拝が来月6月8日のペンテコステ礼拝です。)、ステファノのように堂々とキリストへの信仰を語って殉教する者が現れたのです。

42 ルカによる福音書
神の王国の到来
ルカによる福音書17章20~30節 牧師 永田 邦夫 本日の説教箇所は、すでに示されていますが、これにさらに18章1節から8節までを加えますと、「人の子イエスが再び来られる日まで、あなたはその備えができていますか。その日まで信仰と忍耐をもって祈り続けなさい。」との一貫したテーマとなっています。