ヘブライ人への手紙13章14~16節 牧師 常廣 澄子 本日はこのようにたくさんの方々と御一緒に、楽器や合唱などいろいろな形で主を賛美する豊かな「賛美礼拝」をお捧げできますことを心から感謝いたします。キリスト教の礼拝にあっては、神を賛美するということは祈ることと共に最も自然な行為です。
58 ヘブライ人への手紙
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賛美のいけにえ
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仮住まいの者
ヘブライ人への手紙は「手紙」という題になっていますが、中身はむしろ「説教」というべきもので、それが手紙の形で届けられているのです。この手紙は小アジア(今のトルコ)の各地に住んでいたユダヤ人キリスト者に宛てて書かれたものだと考えられています。当時、キリスト教徒はユダヤ教とは異なる教えであると考えられ、ローマ皇帝を礼拝せず、キリストだけを主として崇めていることを非難され迫害されていました。そしてその厳しい迫害のために、キリストを信じている者たちの中には、信仰を捨てる者が現れたり、教会の集まりを止めたりする人々が出てきたのです。