初めに本日箇所の概要を見ておきましょう、使徒パウロは、長いことローマ行きを願い続けてきましたが、“いよいよその時が来た”と思いつつも、はやる気持ちを抑えながら、イスパニアへ行く途中でそちらに立ち寄ります、と告げます。しかし、その前に自分には果たさなければならない大仕事があります。それはエルサレム行きです。そのことを無事に済ませてから、そちらに行きます。どうかそのためにも、わたしと祈りを共にしてください、との懇願をもって閉じている、それが本日箇所です。段落的には、自身の行動予定を初めの22節~29節に、そして、祈りについてのお願いが、後半の30節~33節となっています。
