主の日の礼拝は神の国の雛型であると言われています。教団讃美歌191番(新生讃美歌339番)の歌詞には、「世に残る民、去りし民と、共に交わり、神を仰ぎ、永久の安きを待ち望みて、君の来ますをせつに祈る」とあります。この歌詞のように、主の日の礼拝はここに集っている私たちと、先に召された方々とがいっしょに捧げている礼拝なのです。今、この時、天上では、神に仕えている天使たちと先に天に帰られた方々の賛美が満ちていると思います。
2020年09月
ヨハネによる福音書
愛の勝利
ペトロの手紙一
神の僕として
私たちはこの礼拝に集い、イエスを信じる信仰に生きていますが、私たちがこの地上に生きている限り、家庭や職場や学校など具体的な生活の場において、さまざまな社会問題と関わらざるを得ません。そういうことは政治的領域と言っても良いかもしれません。日本の国に生きていれば、この国の政治に無関心でいるわけにはいかないのです。しかし、信仰的な話題と違って、政治に関しては個人個人の立場や考え方が異なります。教会と国家の問題は大変大切で避けて通れないものですが、その扱いは注意深くあらねばならないと思っています。
ローマの信徒への手紙
すべての民のための福音
ローマ書からの説教もいよいよ15章に入って参りました。そして、キリスト者の実践生活について、12章からずっと学び、そのメッセージをご一緒に聞いて参りましたが、15章はその締めくくりでもあります。なお、この個所は、1節から13節までが一つの段落ですので、そこからメッセージを聞いて参りましょう。
旧約聖書
神の栄光
この詩編は神の啓示を称える歌でもあります。「啓示」というのは、創造者である神が、神のその偉大な真理を人間に伝えることです。この詩編には、始めに「自然を通して示される神の啓示」次は「律法を通して示される神の啓示」最後にそれらをまとめて「神の啓示を受け入れた人の信仰による応答」が美しく書かれています。山であれ川であれ、木々も岩も自然界のあらゆるものは、それをお創りになった神の知恵や力、御性質、つまり神の栄光のすべてをもって絶えず私たちに語りかけています。多くの科学者が自然を研究すればするほど、神が存在すること、神の言葉である聖書が確かな真理であることを証言しています。私たちも自然に触れる時、創り主である神を想い、神からのメッセージを聞き取りたいと思います。