使徒言行録11章1~18節 牧師 常廣 澄子 お読みいただいたところには、10章に書かれていた出来事が繰り返して書かれています。つまり、カイサリアにいたイタリア隊の百人隊長コルネリウスが祈っていた時に神の天使が来て、ヤッファにいるペトロを招きなさいと語ったことと、一方、ヤッファにいたペトロにはお昼ごろに、あらゆる獣や鳥などが入っている大きな布のような入れ物が天から下りて来て、それを屠って食べなさいという声が聞こえた、という二つの出来事が発端となって、その不思議な幻について考え込んでいたペトロに対し、神の霊がためらわずに一緒に行きなさいと言ったので、ペトロはヤッファの兄弟たちを伴って、迎えに来たコルネリウスの部下たち三人と一緒にカイサリアのコルネリウスの家に行き、そこに集っていた家族や友人たち一同に福音を語りました。するとペトロから神の言葉を聞いた人々の上に聖霊が降り、神を賛美し始めたというのです。その人たちはすぐに洗礼(バプテスマ)を受けてクリスチャンになりました。
