2024年02月

多くの奇跡

使徒言行録 5章1~16節 牧師 常廣澄子           天に挙げられたイエスに代わって聖霊が降ったペンテコステの出来事の後、ペトロを中心とした弟子たちは力強く主イエスへの信仰を証しして、主の教会を形作っていきました。神殿においては、生まれながら足の不自由な男の人を立ち上がらせるという驚くべき奇跡がなされ、議員や長老や律法学者たちというユダヤの権力者たちの迫害にも屈せず、大胆に救いの言葉を語り続けた

互いに高めあう

コリントの信徒への手紙 一 14章1~25節 牧師 常廣澄子  この「コリントの信徒への手紙」では、コリント教会において実際に起こっていたいろいろな問題を聞いたパウロが一つひとつ丁寧に論じています。どういうことが論じられてきたのかは、今までに少しずつ語ってきました。12章ではパウロは様々な「霊的な賜物」について語りました。そしてそれらの賜物の間には何ら差別がないことが強調されていました。教会ではどのような人もどのような働きもすべて主にあって等しく大切なのです。続く13章では意義深い「愛の賛歌」を歌いあげています。そのパウロがここ14章にきて異言のことを語っています。しかも「愛を追い求めなさい」という書き出しで書き始めています。つまり今まで語ったことを受けて話しているのです。

天に宝を積む

ルカによる福音書 12章13~34節 牧師 永田邦夫     本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。早速ですが冒頭13節は、「群衆の一人が言った。」との書き出しで、前の段落との繋がりを示していますので、そのことを先に見ておきましょう。

惑わされないように

ヨハネの黙示録 13章11~18節 牧師 常廣澄子      ご一緒にヨハネの黙示録を読み進めています。いつも同じことを言うようですが、ここに描かれているいろいろな場面や状況は何とも奇妙でなかなか理解できません。しかし何かしら感じる所があるのではないかと思います。七つの封印で封じられ、誰も開くことも見ることもできなかった巻物は、小羊イエスによって開かれていきました。そして、最後の第七の封印が解かれ、七人の天使が次々と吹き鳴らすラッパの音とともに明らかになって来たのは、神を離れた罪の心で生きる人間の有様、人間世界の不義の姿です。封印が解かれたということは、現実の有様をしっかり見させたということではないでしょうか。