「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(16-18節)このみ言葉はクリスチャンの誰もが愛唱する聖句です。この手紙を書いたパウロ自身が、いつもそれを願っていたのではないでしょうか。このテサロニケの信徒への手紙は、パウロが書いた最も初期の手紙だと言われており、最後の手紙はフィリピの信徒への手紙だと言われていますが、その4章4-6節にも同じように喜びと祈りと感謝について語っています。テサロニケの信徒への手紙を書いた時から、時が移り、事情が大きく変わっていてもパウロの生き方の根本精神は全く変わっていなかったのです。「喜ぶこと、祈ること、感謝すること」はパウロの信仰の骨幹をなす精神だったのだと思います。
テサロニケの信徒への手紙一
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テサロニケの信徒への手紙一