2022年10月

すべての人への福音

マタイによる福音書 28章16~20節 牧師 常廣澄子    本日はマタイによる福音書の最後の部分から、御言葉を聞いていきたいと思います。皆さまもよくご存知のように、マタイによる福音書の冒頭は主イエスの系図で始まっています。1章の半分くらいはずっとカタカナの名前が続いています。そしてこの福音書には幼少期を除いてイエスの御生涯が書かれています。その御生涯の終わりの部分ですから、本来ならば死で終わりのはずですが、イエスの御生涯は死で終わりではなかったのです。復活されたこと、さらには復活後のことにまで及んでいます。

信仰による義

ローマの信徒への手紙 3章21~31節 牧師 常廣澄子    前回は「義人はいない」ということについてお話いたしました。人間は神から与えられた律法、あるいは一人ひとりの心にある良心によって物事の善悪を知るわけですが、人間はどんなに頑張っても神がお求めになられるような正しい生き方、つまり律法を完全に守って生きていくことはできないということです。しかしながら自分の力ではどんなに努力しても神の御心にそった生き方ができないと気づかされることによって、神の前に罪人であることを悟っていくのです。それが20節の「なぜなら、律法を実行することによっては、だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、罪の自覚しか生じないのです。」ということでした。実に12節にありますように「皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。」というのが現実の人間の姿なのです。

買い取られた者

コリントの信徒への手紙一 7章17~24節 牧師 常廣澄子  コリントの信徒への手紙一の7章には、結婚や離婚という男女の問題や、さらには独

十二使徒の派遣

ルカによる福音書 9章1~9節 牧師 永田邦夫        本日も、ルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。司会者からお読みいただいた箇所から、「十二使徒の派遣」と題しての説教です。なお、

天の礼拝

ヨハネの黙示録 4章1~11節 牧師 常廣澄子        本日はヨハネの黙示録4章のみ言葉から聞いてまいります。パトモスという島にいた著者ヨハネは、1章10節にありますように「ある主の日のこと