私たちは死をどのように捉えているでしょうか。ここではパウロが死んでいった人たちのことについて語っています。(13節)「兄弟たち、既に眠りについた人たちについては、希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために、ぜひ次のことを知っておいてほしい。」当時のテサロニケの信徒たちは、イエスの再臨は極めて近いと信じていて、その日を迎えることに大きな希望を抱いていました。ところが、イエスが来るのを待たずに死んでいく人が出始めたものですから、彼らはイエスの祝福と救いの完成に与かることができないのではないだろうかといった心配や、彼らのことを憐れんだり、悲しんだりする人が現われたのです。
