死に勝利する体

コリントの信徒への手紙 一 15章35~58節 牧師 常廣 澄子今年のイースターは4月20日です。私たちは今、主イエスの十字架への歩みとその死を覚えながら、レント(受難節)の期間を過ごしています。そして遂にイエスの復活という喜びの時を迎えるのです。幸いなことに、私たちはコリントの信徒への手紙の中でちょうど復活について書かれている所を読んでいます。そのことを感謝したいと思います。

イエスはすべての人の主

使徒言行録 10章34~48節 牧師 常廣 澄子       私たちは今使徒言行録を読み進めていますが、前回までは、カイサリアに駐屯していたイタリア隊の百人隊長コルネリウスが、天使のお告げによって使徒ペトロを自宅に招いたところまで、読んで来ました。

罪の赦し・信仰

ルカによる福音書 17章1~10節 牧師 永田 邦夫      2025年が明けて早二か月が過ぎ、3月となりました。本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒にお聞きして参りましょう。 本日箇所直前の16章は、主イエスから弟子たちへの教え、さらにはファリサイ派の人々への教えがあり、その後にはルカによる福音書の独自記事で、読者にもお馴染みの「金持ちとラザロ」の記事がありました。この箇所では、この世の富は来るべき世では全く通じない。来るべき世ではそれが逆転するという趣旨の教えでした。

初めであり終わりである方

ヨハネの黙示録 21章1~8節     牧師 常廣 澄子        ヨハネの黙示録を読み進めています。このあたりは黙示録の最高地点ともいえるところです。難しいですがこの黙示録の御言葉には、おそらく聖書全体が言おうとしていることが書き込まれているのではないかと思います。ヨハネが見たり聞いたりしたことをしっかり受け留めていきましょう。

神を敬う家庭

使徒言行録 10章1~33節 牧師 常廣 澄子         前回は、ペトロがリダとヤッファの町で行った奇跡をもとに、神を信じる者に起きる素晴らしい出来事を知ることができました。9章43節にあるように、このヤッファでは、ペトロは革なめし職人のシモンという人の家に滞在していました。本日の聖書箇所は、ペトロがそこに滞在している時に起こった出来事です。

命の書に名を記される者

ヨハネの黙示録 20章11~15節 牧師 常廣 澄子      ヨハネの黙示録を読み進めていますが、いよいよ最高地点に近づいています。ここまで読んできておわかりのように、著者ヨハネは、ある時天からの声がして「ここに上って来い。この後必ず起こることをあなたに示そう(4章1節)。」と言われてからずっと、神の霊に導かれて様々な場面を見てきました。

富に関する教え

ルカによる福音書 16章19~31節 牧師 永田 邦夫     2025年が明けて早1か月が過ぎ、2月となりました。  引き続いて、ルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。 先にお読みいただいた本日の説教箇所は、ルカによる福音書の独自記事です。またこの16章は、直前の15章とも関連している個所ですので、その15章から関連性を確認してから、本日箇所に進みましょう。

キリストはすべての支配者

コリントの信徒への手紙 一 15章20~34節 牧師 常廣 澄子 およそ30歳頃になられたイエスが、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコによる福音書1章15節)と、神の国の訪れを携えて福音伝道に立ち上がられたように、復活の主から御霊を受けた弟子たちは、一つの確固たるメッセージを持って立ち上がりました。それは「あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」(使徒言行録2章36節)ということです。それはイエス・キリストの十字架と復活の福音でした。それを信じる信仰の力が、信じる者たちに驚くべき出来事を引き起こしました。先週、使徒言行録9章で読んだ、ペトロがリダとヤッファで行った素晴らしい出来事は、その一つです。

タビタ、起きなさい

使徒言行録 9章32~43節 牧師 常廣 澄子         前回はキリスト教徒を迫害していたサウロが、復活のイエスに出会ってキリストを信じる者へと変えられたことを読みました。そしてその前には、フィリポやペトロたちがサマリアで伝道したことが書かれていました。今朝はまたそのペトロの話に戻ります。 フィリポやペトロたちだけでなく、聖霊を受けた弟子たちは、主イエスが説かれた救いの福音を携えてパレスチナの各地に伝道していきましたが、その働きはどんどん進展して地中海に面した海岸地方にも広がっていきました。そして北の方にあるカイザリヤや、さらにはアンテオケにまでも福音が伝道されていって各地に根を下ろしていったのです。

小事にも忠実に

ルカによる福音書 16章1~18節 牧師 永田 邦夫      2025年に入りまして、第二主日の礼拝です。引き続きルカによる福音書からのメッセージをご一緒にお聞きして参りましょう。  1節の冒頭は「イエスは、弟子たちにも次のように言われた。」と始まっています。この記述から、内容的には直前の15章から続いていることを表していますので、先にそれを確認しておきましょう。 15章の冒頭1節には、「徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。」とあり、これに対して、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を漏らしました。