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霊と知恵に満ちた人

使徒言行録 6章1~15節 牧師 常廣澄子           本日は、昨年秋から始められた教会の補修工事が無事に完了したことを感謝しての礼拝です。今、約半年間にわたる一連の工事の経過をお話しいただきましたが、教会のいろいろな業はすべて、神の御手の中にあることを思わされています。私たちの教会堂が立っている土地は高い擁壁で支えられていますが、この擁壁は建設されてから長い年月が経って劣化が目立ってきたので、ずっと心配していろいろと対応を話し合ってきました。しかしこのことを相談できるところがなかなか見つからなかったのです。ところが昨年の初め頃、不思議な導きで擁壁専門の会社との出会いがあり、私たちが当初考えていた以上にしっかりときれいに補修・補強工事を行うことができました。擁壁だけでなく教育館跡地の整地も含め、見違えるようにきれいになりました。これは私たちの祈りを聞かれた主が助け導いてくださったのだと心から感謝しています。続いてテラス側の柱の補強がなされ、屋根や外壁の補修と塗装が終わり、このようにきれいな教会堂になりました。教会堂の内部はそのままですが、私たち一人ひとりがその内部をつくっていることをしっかり覚えて、主の愛と御霊に満ちた教会でありたいと願っております。教会は主なる神のおからだであります。

実りを待つ主人

ルカによる福音書 13章1~9節 牧師 永田邦夫        本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。13章1節は「ちょうどそのとき、何人かの人が来て」との書き出しで始まっていますが、この表記は、前の段落とも関連した出来事がまた起ころうとしている、ということですので、先にそれを確認していきましょう。 前回(三月)の説教は、12章48節まででして、わたしたちが「再臨の主を待ち望む姿勢」に関する内容の説教でした。その後、本日箇所までの聖書個所について、その内容を見ていきますと、その「再臨の主を待つ期間に、人々が気を付けなければならない注意事項」が記されていることが分かります。

天にある永遠の住まい

コリントの信徒への手紙 二 5章1~10節 牧師 常廣澄子   今朝は、ご一緒に主にある生活を共にした方々やそのご家族など、先に天の家にお帰りになった方々を偲んで記念の礼拝をおささげしています。今お名前を読み上げていただきましたが、まだそこにおられるのではないかと思ってしまうような方々もおられます。日頃親しくお話ししたりお交わりして来た方々のことは、在りし日のお姿が目に浮かび、いつまでも心に残っています。 今、天に帰られたと申し上げましたが、まだこの地上にいる私たちには、それがどこにあるのか、この世から姿を消された方々は今どこにおられるのか、何もわかりません。けれども先日もお話ししましたが、主にあって死ぬ者は本当に幸いな者です。主イエスのおられる天に迎えられているからです。まずそのことを感謝したいと思います。

行いは報われる

ヨハネの黙示録 14章6~13節 牧師 常廣澄子        元旦に能登半島で起きた大きな地震の被害は甚大で、もう三か月を過ぎましたが依然として水道が使えず、不自由な避難所生活をされている方々もたくさんおられ、まだまだ復旧作業が進んでいません。そういう中、先日は台湾でも大きな地震が起こりました。このような地震や津波という自然災害だけでなく、人為的な災害である、国と国との争いや戦争が世界各地で今なお止むことなく続けられています。爆弾を投げ落とされて廃墟となった町や、住む家を追われた人々が難民となって、悲惨な苦しい生活を余儀なくされている有様を見ますと、「神よ、どうか一日も早くこの世に神の国を来たらせたまえ」と祈らざるをえません。今この地球上で起こっている、これら人間世界の有様を私たちはどのように受け留めたら良いのでしょうか。

共に歩まれるイエス

ルカによる福音書 24章13~35節 牧師 常廣澄子      皆さま、イースターおめでとうございます。本日の礼拝は、イエス様が死を打ち破って復活されたことを喜び祝うイースターの礼拝です。イエス様の復活がなかったならキリスト教も教会も存在していません。イースターはクリスマスと同じように私たちにとって喜びと感謝の日です。

神から出たもの

使徒言行録 5章17~42節 牧師 常廣澄子         イエスが復活されて天に上げられた後、聖霊が降りました。その聖霊を受けた使徒たちは生き生きと力あるしるしや奇跡を行い、主を信じる者がどんどん増えていきました。そういう中で、前回お話したアナニアとサッピラ夫妻の事件が起こったわけですが、これは教会内部で始めて生じた罪と裁きの出来事であり、すべての人に非常な恐れが生じました。しかしこの事件によって、初代教会が主の霊に満ちたどれほど聖い集まりであったかがわかったのです。ですからこの事件は初代教会に対するつまづきどころか、神の前に正しく生きようとする人々に畏敬の念を覚えさせました。人々はソロモンの回廊に集まって集会を開いていた信徒たちを称賛していました。エルサレムだけでなく付近の町や村からも、群衆が病人や汚れた霊に悩まされている人々を連れてきたのですが、使徒たちの手によって一人残らずいやされました。初代教会や使徒たちが人々に与えた影響がいかに大きかったかがわかります。

神は平和の神

コリントの信徒への手紙 一 14章26~40節 牧師 常廣澄子   今朝もこうして皆さま

忠実で賢い管理人

ルカによる福音書 12章35~48節 牧師 永田邦夫     本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。本日箇所の冒頭35節は「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。」と唐突に始まっています。それは、この箇所も前方の段落と関連あることを示していますので、始めに、そのことを確認しておきましょう。12章に入りますと、1節に「数えきれないほどの群衆が集まって来て」とありますことから、主イエスは大勢の群衆を前にしながら、弟子たちに対し「ファリサイ派の人々のパン種に注意しなさい。」との注意を促す言葉から始まっています。

天から響く歌

ヨハネの黙示録 14章1~5節 牧師 常廣澄子        13章では、天から地上に投げ落とされた竜が、凶暴な二匹の獣の姿になって荒れ狂う様を見てきました。この14章に入ると、ヨハネは一転して天上での新しく光り輝く礼拝の幻を見ています。その中央にいて、崇高な勝利の座についておられるのは、神の小羊、イエス・キリストです。そしてそれを取り囲んでいるたくさんの聖徒たちが讃美をもって礼拝しているのです。

多くの奇跡

使徒言行録 5章1~16節 牧師 常廣澄子           天に挙げられたイエスに代わって聖霊が降ったペンテコステの出来事の後、ペトロを中心とした弟子たちは力強く主イエスへの信仰を証しして、主の教会を形作っていきました。神殿においては、生まれながら足の不自由な男の人を立ち上がらせるという驚くべき奇跡がなされ、議員や長老や律法学者たちというユダヤの権力者たちの迫害にも屈せず、大胆に救いの言葉を語り続けた