使徒言行録11章1~18節 牧師 常廣 澄子 お読みいただいたところには、10章に書かれていた出来事が繰り返して書かれています。つまり、カイサリアにいたイタリア隊の百人隊長コルネリウスが祈っていた時に神の天使が来て、ヤッファにいるペトロを招きなさいと語ったことと、一方、ヤッファにいたペトロにはお昼ごろに、あらゆる獣や鳥などが入っている大きな布のような入れ物が天から下りて来て、それを屠って食べなさいという声が聞こえた、という二つの出来事が発端となって、その不思議な幻について考え込んでいたペトロに対し、神の霊がためらわずに一緒に行きなさいと言ったので、ペトロはヤッファの兄弟たちを伴って、迎えに来たコルネリウスの部下たち三人と一緒にカイサリアのコルネリウスの家に行き、そこに集っていた家族や友人たち一同に福音を語りました。するとペトロから神の言葉を聞いた人々の上に聖霊が降り、神を賛美し始めたというのです。その人たちはすぐに洗礼(バプテスマ)を受けてクリスチャンになりました。
新約聖書

44 使徒言行録
神がきよめたもの

43 ヨハネによる福音書
悲しみが喜びに
ヨハネによる福音書20章1~18節 牧師 常廣 澄子 皆さま、イースターおめでとうございます。 今日はイエス様が、十字架の死からよみがえられ、復活されたことをお祝いするイースターです。このことは、神の御子イエス・キリストが、死に勝利して、私たち人間の罪の贖いを完成してくださったという素晴らしい出来事で、主イエスの救いを信じるキリスト教信仰の中心です。

42 ルカによる福音書
信仰による感謝
ルカによる福音書17章11~19節 牧師 永田 邦夫 いま、わたしたちは受難節(レント)を過ごしております。そして来る4月20日には、イースター礼拝(召天者を覚えて)があり、さらにその先の4月26日(土曜日)には墓前礼拝を予定しております。

66 ヨハネの黙示録
聖なる神の都
ヨハネの黙示録21章9~27節 牧師 常廣 澄子 私たちは今、ヨハネの黙示録を読み進めていますが、この黙示録は決してわかりやすいものではありません。奇想天外な事が書かれていますからなかなか理解できません。漠然と読んだだけでは、何が書かれているのかわからないのです。いつも申し上げていますように、そもそもこの黙示録は普通の人が読んでもわからないように書いてあるからです。それはこの文書が初代教会時代にクリスチャンたちが迫害されていた時代に書かれたものだからです。イエス・キリストを信じていることがわからないようにいろいろカムフラージュして書かれているのです。けれども、私たちはここまで少しずつ、辛抱強く神の言葉を聞き取ろうと努力してきました。

46 コリントの信徒への手紙一
死に勝利する体
コリントの信徒への手紙 一 15章35~58節 牧師 常廣 澄子今年のイースターは4月20日です。私たちは今、主イエスの十字架への歩みとその死を覚えながら、レント(受難節)の期間を過ごしています。そして遂にイエスの復活という喜びの時を迎えるのです。幸いなことに、私たちはコリントの信徒への手紙の中でちょうど復活について書かれている所を読んでいます。そのことを感謝したいと思います。

44 使徒言行録
イエスはすべての人の主
使徒言行録 10章34~48節 牧師 常廣 澄子 私たちは今使徒言行録を読み進めていますが、前回までは、カイサリアに駐屯していたイタリア隊の百人隊長コルネリウスが、天使のお告げによって使徒ペトロを自宅に招いたところまで、読んで来ました。

42 ルカによる福音書
罪の赦し・信仰
ルカによる福音書 17章1~10節 牧師 永田 邦夫 2025年が明けて早二か月が過ぎ、3月となりました。本日もルカによる福音書からのメッセージをご一緒にお聞きして参りましょう。 本日箇所直前の16章は、主イエスから弟子たちへの教え、さらにはファリサイ派の人々への教えがあり、その後にはルカによる福音書の独自記事で、読者にもお馴染みの「金持ちとラザロ」の記事がありました。この箇所では、この世の富は来るべき世では全く通じない。来るべき世ではそれが逆転するという趣旨の教えでした。

66 ヨハネの黙示録
初めであり終わりである方
ヨハネの黙示録 21章1~8節 牧師 常廣 澄子 ヨハネの黙示録を読み進めています。このあたりは黙示録の最高地点ともいえるところです。難しいですがこの黙示録の御言葉には、おそらく聖書全体が言おうとしていることが書き込まれているのではないかと思います。ヨハネが見たり聞いたりしたことをしっかり受け留めていきましょう。

44 使徒言行録
神を敬う家庭
使徒言行録 10章1~33節 牧師 常廣 澄子 前回は、ペトロがリダとヤッファの町で行った奇跡をもとに、神を信じる者に起きる素晴らしい出来事を知ることができました。9章43節にあるように、このヤッファでは、ペトロは革なめし職人のシモンという人の家に滞在していました。本日の聖書箇所は、ペトロがそこに滞在している時に起こった出来事です。

66 ヨハネの黙示録
命の書に名を記される者
ヨハネの黙示録 20章11~15節 牧師 常廣 澄子 ヨハネの黙示録を読み進めていますが、いよいよ最高地点に近づいています。ここまで読んできておわかりのように、著者ヨハネは、ある時天からの声がして「ここに上って来い。この後必ず起こることをあなたに示そう(4章1節)。」と言われてからずっと、神の霊に導かれて様々な場面を見てきました。