今朝はルターが深く愛したと言われている詩編130編から神の御心を聞いていきたいと思います。この詩編は8節までの比較的短いものですが、豊かな感情表現が盛り込まれていて、人間の罪と神の恵みとの間の深い関係が示されている御言葉です。有名な讃美歌258番(日本基督教団出版局発行讃美歌)は、ルターが自分の気持ちをこの詩編の御言葉に託して作られたと言われています。この讃美歌1節の歌詞は、「貴きみかみよ、悩みの淵より 呼ばわるわが身を 顧みたまえや。み赦し受けずば きびしき審きに たれかは堪うべき。」というように、130編の御言葉がそのまま基になっています。
