コリントの信徒への手紙 一 14章1~25節 牧師 常廣澄子 この「コリントの信徒への手紙」では、コリント教会において実際に起こっていたいろいろな問題を聞いたパウロが一つひとつ丁寧に論じています。どういうことが論じられてきたのかは、今までに少しずつ語ってきました。12章ではパウロは様々な「霊的な賜物」について語りました。そしてそれらの賜物の間には何ら差別がないことが強調されていました。教会ではどのような人もどのような働きもすべて主にあって等しく大切なのです。続く13章では意義深い「愛の賛歌」を歌いあげています。そのパウロがここ14章にきて異言のことを語っています。しかも「愛を追い求めなさい」という書き出しで書き始めています。つまり今まで語ったことを受けて話しているのです。
