聖書

信仰による義

ローマの信徒への手紙 3章21~31節 牧師 常廣澄子    前回は「義人はいない」ということについてお話いたしました。人間は神から与えられた律法、あるいは一人ひとりの心にある良心によって物事の善悪を知るわけですが、人間はどんなに頑張っても神がお求めになられるような正しい生き方、つまり律法を完全に守って生きていくことはできないということです。しかしながら自分の力ではどんなに努力しても神の御心にそった生き方ができないと気づかされることによって、神の前に罪人であることを悟っていくのです。それが20節の「なぜなら、律法を実行することによっては、だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、罪の自覚しか生じないのです。」ということでした。実に12節にありますように「皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。」というのが現実の人間の姿なのです。

買い取られた者

コリントの信徒への手紙一 7章17~24節 牧師 常廣澄子  コリントの信徒への手紙一の7章には、結婚や離婚という男女の問題や、さらには独

十二使徒の派遣

ルカによる福音書 9章1~9節 牧師 永田邦夫        本日も、ルカによる福音書からのメッセージをご一緒に聞いて参りましょう。司会者からお読みいただいた箇所から、「十二使徒の派遣」と題しての説教です。なお、

天の礼拝

ヨハネの黙示録 4章1~11節 牧師 常廣澄子        本日はヨハネの黙示録4章のみ言葉から聞いてまいります。パトモスという島にいた著者ヨハネは、1章10節にありますように「ある主の日のこと

義人はいない

ローマの信徒への手紙 3章1~20節 牧師 常廣澄子     前回は2章の後半の御言葉から聞いてまいりました。自分達は神に選ばれた民であり、その証拠に割礼を受けていることや、律法が与えられていることを誇って

冷たくも熱くもない

ヨハネの黙示録 3章14~22節   神学生 前村俊一      おはようございます。東京バプテスト神学校から派遣された筑波バプテスト教会の前村俊一と申します。本日は志村バプテスト教会の特別礼拝において、説教実習

少女の蘇生

ルカによる福音書 8章40節~56節 牧師 永田邦夫     本日もまた、ルカによる福音書からのメッセージをご一緒にお聞きして参りましょう。その箇所は、司会者によってお読みいただいた箇所からです。なお、本日箇所は三つ続いている、主イエスさまがなされた奇跡の出来事の最後の段落からです。なお、その奇跡の全体をより深くご理解いただくために、その前後にある記事のことも念頭に置いたうえで、そのメッセージを聞き取っていくと、より幅広くなると思っております。

自分の命を得る

マタイによる福音書 16章21~28節 牧師 常廣澄子    神の御子イエスは、ユダヤの国で御生涯を送られたのですが、地上で過ごされていた時にいつも御自分が救い主であると自覚して、そのための働きをなさっていたというわけではありません。御生涯の

聖霊の住まい

コリントの信徒への手紙一 6章12~20節 牧師 常廣澄子  今までみてきましたように、コリントにあった教会は問題の多い教会でした。先日は教会内の信徒相互の間に起きた問題を、この世の法廷に訴え出たということ訴訟事件についてお話しいたしまし

心に施された割礼

ローマの信徒への手紙 2章17~29節 牧師 常廣澄子    私たちが今読んでいる聖書は、旧約聖書と新約聖書とを合わせて一つにまとめられていますが、旧約聖書(ヘブライ語聖書)には、律法という人間に対する神の約束ごとがいろいろ書かれています。